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カミソリフレームでソリッドな打ち応えを実現したナノフレア800を使ってみた!

製品概要

SPEC

メーカー ヨネックス(YONEX)
素材 高弾性カーボンフレーム+M40X+EX HMG
高弾性カーボンシャフト+ナノメトリック
新内蔵T型ジョイント
サイズ 3U5・6 、4U5・6
カラー マットブラック
推奨張力 3U:21-29、4U:20-28(lbs)
推奨ストリング [ハードヒッター]BGABBT、[コントロールプレーヤー]BG66UM
専用グロメットセット AC416NFA(BK)
価格 ¥25,000+税

INFORMATION

ナノフレア800はナノフレア700に続く第2弾ラケットとなります。

公式サイトでも極細カミソリフレーム、最速タッチという文言から分かる通り、このナノフレア800はビッグインパクトで1発速いショットを打つというよりも、ソリッドな打ち心地で振り抜きの良さを全面に出しています。

実際に使っている人の声やネットの評判もすごく高いようですね。

まだ使っていない人やこれから買おうと思い気になっている方もとても多いのではないでしょうか?

公式スペック、実測スペックから見るデーターと、実際に打ってみてのレビューをまとめて見ました。

是非最後までお付き合いよろしくおねがいします。 

 

実測スペック表

実測スペックの公開となります。

メーカーの公称スペックを確認したい方はこちらから。

 

 

注意点測定時はアンダーラップ1周、グリップ、ガット (LI-NING NO.1 30ポンド)の状態で、なるべく普段使いの状態と同じ状態を再現しています。

図りや重さもなるべく小数点まで出していますが多少誤差が生じるのはご容赦ください。

重量94.43g
全長675mm
ヘッドバランスヘッドライト寄りのミドルバランス
フレーム厚(正面・12時)6.12mm
フレーム厚(正面・15時-21時)6.26mm
フレーム厚(正面・18時付近)7.53mm
フレーム厚(側面・12時)9.07mm
フレーム厚(側面・15時-21時)9.32mm
フレーム厚(側面・18時付近)10.63mm
フレーム形状ボックス形状
グロメットタイプ通常タイプ
グロメットホール数74ホール
面横幅(フレーム厚は除く)196mm
面縦幅(フレーム厚は除く)249mm
シャフトの長さ215
グリップの長さ210
シャフト径(ジョイント付近)10.41mm
シャフト径(中央付近)6.80mm
シャフト径(グリップキャップ付近)6.86mm

フレームについて

NANOFLARE800の最大の特徴はこのフレームでしょう。

 

 

極細カミソリフレームと呼ばれており、とても細いフレームを使用しています。

そのため空気抵抗を大幅に削減するため振り抜きが良くなっています。

 

 

実際、手に取ってみてもフレーム部分が細いというのがファーストインプレッション。

フレーム厚(側面)からの測定値は9.41㍉(測る場所により誤差有り)で計測ラケットの中でも一番細いです。

 

面の面積も19.6㍉×24.9㍉ということで、最近のYONEX社の上級グレードであるZシリーズに準拠している形です。(※測定はフレーム厚も含んでいます。)

面の面積は少し小さめの設計。

 

 

シャフトについて

シャフトはウルトラスリムシャフトを使用しており通常のシャフトよりもスリムになっています。

そのためフレーム同様に空気抵抗をカットしていることで振り抜きの良さを遥かに向上させています。

 

 

補足としてはウルトラスリムシャフトは『最も細い』シャフトではないということ。

今回一緒に測定したデュオラZストライクの方が実寸値でも見た目的にも細いです。

 

 

これ以上細いシャフトはボルトリックZフォースⅡがあります。

シャフトの細さは恐らく上記のカミソリフレームとの相性や、性能を引き出すためのギリギリの部分を調整した結果、再細よりも少し太めのウルトラスリムシャフトを採用したものと思います。

恐らくフレームをギリギリまで削ぎ落としをしているので、シャフトまで細くしすぎるとパンチ(アタック力)に欠けてしまう為でしょう。

 

ラケットカラーリング評価

マット調の塗装で落ち着きがあり、カラーリングもブラックをメインにゴールドとレッドが配色されていて、かなり昔のラケットだとチタン10辺りのカラーリングイメージ。(懐かしい人には懐かしいのでは?)

個人的には高級感もあり、すごく好みのカラーリングです。

 

 

その他

グリップは21センチと少しだけ長め。

グリップキャップの部分が親指を添えやすい様に平らになっています。

 

 

振り抜きの良さを利用して更に小回りを効かせる工夫もされていますね。

ちなみに同シリーズのナノフレア700にはこの加工はされていません。

 

 

 

実際に使ってみた!

実打レビュー

NANOFLARE800を使用したファーストインプレッションは、重い打球を打てるというよりも速さとキレのあるショットが打てるラケットだと言うこと。

スポーツ選手で例えるなら、『ボルトリックシリーズは筋骨隆々でがっしりした体型のアメフト選手』だとしたら、このナノフレア800は『比較的軽めの階級で腹筋バキバキに身体を仕上げて試合に臨むボクサー』ではないでしょうか。

性能や実測値からも図ることができるように徹底的に削ぎ落としたラケットです。

しかし必要以上に軽量化せず、上級者の好む硬い打感をしっかり残しハードヒッターもにっこりの1本。

このNANOFLARE800は特に振り抜きに注目してもらいたいですね。

普段あなたが今使用しているラケットと比較してもらえば顕著だと思いますが、非常に振り抜きが良いことを実感できると思います。

そのためバックハンドが苦手な人でも、この振り抜きの良さを利用して簡単に飛ばすことができるのではないかと感じました。

 

個人的な感想になってしまいますが、NANOFLAREシリーズは800と700がありますが全く違う種類のラケットです。

そもそもの設計思想が全く違います。

NANOFLARE700も今回の試打において使用しましたが、800に比べるとフレームが太く形状もエアロ形状になっています。

 

昔は同シリーズで共通の思想を持って設計していて、違うのといえば重量であったりバランスポインとで個性を出していたと思うのですが、最近のラケットは違うのかな?

それともこのナノフレアシリーズだけなのかな?

なのでお店に買いに行った際にナノフレア800を買おうとしてナノフレア700を買ってしまうと「あれ?」となること間違いなし。(そんなことはないか)

 

パワー&トルク

振り抜きが良くてスイングスピードが向上する為、オーバーヘッドで打つショットは速さとキレが出ます。

同シリーズの700よりも重量感があり、スマッシュやカット等の上から打つ球へのアプローチは良く感じました。

同シリーズの700と比べると打球感は固い。

ただ、個人的な意見になりますが、重いスマッシュは打ちにくいと感じました。

実際に打ってみて速くキレのあるスマッシュは打てるが、重く力強いスマッシュは打つことは出来なかったですね。

これはラケットの軽量化とキックポイントの問題もあるかと思います。

1番印象的だったのはバックハンドが簡単に飛ばせるという所でした。

特にハイバックは簡単に奥まで飛ばすことができます。

NANOFLARE800は確かに振り抜き良いのですが、ただ振り抜きが良いだけではハイバックは飛ばせません。

このラケットはウェイトバランスもヘッド寄りということに加え、空気抵抗の少ないカミソリフレームとウルトラスリムシャフトの相乗効果と思われます。

その為、追い込まれたようなキツイ状態でもラケットを振り抜くことができ、振り抜きの良さで奥まで返すことを可能としています。

 

コントロール

シャフトが固い為しっかりと振り切らないといけないのでコントロール自体は難しい部類になります。

上級者になるとシャフトが固い分面のブレが少なくなりサイドにずれることが減るので、多少の振り遅れにも対応できると感じました。

しかし、クリアーでのコントロールはラケットの振り抜きが良すぎる為バックアウトになることが多かったですね。(スイングスピードが上がっているためか!?)

そのため普段使用しているラケットの感覚で打ってしまうとアウトになってしまうことがあるので、クリアー時のコントロールは少し注意が必要です。

 

振り抜き

個人的には振り抜きは今まで使ってきたラケットの中で1番良かったと思いました。

普段はアストロクス77を使っているのですが、これらのラケットと比べてみた時に明確に違いが分かるレベルです。

NANOFLARE800はフレーム全体が空気抵抗を最大限に削減するために極小設計に作られています。

そのためもあり振り抜きがよくなっています。

実際にスマッシュを打ってみると気持ち良くスマッシュが打てます。

スマッシュだけでなくドライブやプッシュ等、スマッシュ以外のスイングも気持ち良く振り抜けますね。

やはり振り抜きというのを軸に考えるとYONEX社のベストバイラケットに挙がるのではないでしょうか?

 

ラケみる総評

総評:ナノフレア800は振り抜きを追求したオールラウンドモデル

今回ご紹介したNANOFLARE800は実際には使いやすい人、使いにくい人と分かれるのではないかと思います。

ゴリゴリのハードヒッターが振り回すにはソリッド過ぎる…、軽量ラケットを求める人には打ち応えは硬く重めでしっかりしている…

こういった理由からも人を選ぶ可能性もあります。

また振り抜きが異常に良すぎるため、普段使用しているラケットによってはいつもと打点が異なって、合わない人もいるのではないかと思います。

しかしながら、私の個人的にはとても使いやすかったですね。

なぜならスマッシュを気持ちよく打つことができるから。

振り抜きが良い分、普段よりも前でタッチできるため初速の速いキレのある球を打つことができるのだと思います。

どんな人におすすめしたいかと言えば、『シングルスプレーヤーで力強い球ではなくキレのあるショットを打ちたい人』、『ダブルスで前衛~中盤辺りのプレーが好きで1打のスピードでは無くタッチの速さと連続攻撃を得意にしている人』におすすめしたいですね。

実際クセの少ないラケットでもあるので、初心者さんや中級者の方がスッテップアップの為のラケットとして選ぶのも有りだと思います。

良いラケットを使うとテンションも上がるし、上達も早くなりますよ^^

 

ベクトルや打球感スペックの似ているラケット

ビクター:ドライブX7K