GRAVITASシリーズ最新作! パワーショットで押し切る【グラビタス9.0】
製品概要
SPEC
メーカー | ゴーセン(GOSEN) |
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素材 | 三菱ケミカル製パイロフィル™ M30 |
長さ | 675mm |
カラー | ブラック(BK) |
推奨テンション | 20~28lbs |
重量グリップサイズ | 4U5 |
価格 | ¥24,000+税 |
GRAVITAS 9.0sxはGOSENのGRAVITASシリーズ最新作として、非常に注目を浴びたラケットです。
※GRAVITASシリーズとは「インパクト後のシャトルコック挙動に着眼した新たな開発アプローチ。」をコンセプトに作られたGOSENの新シリーズです。
グラビタスのコンセプトである「芯を喰らう」感覚を生かしつつ、Chris Langridge選手の強い要望であったダブルス前衛でのスピードタッチと後衛から押し切るパワーショットの両立を実現した1本。
オーバーサイズフェイス+ワイドボディのフレーム設計で、世界で戦うためのプロフェッショナルモデルです。
それでは解説していきます。
テクノロジー
Impact Zone Design
フェザーリバウンド効果を高めるインパクトゾーン。
シャトルコックのコルク部とフェザー部の硬さは異なり、インパクトとリリースのタイミングも異なる。フェザー部を包み込むように柔らかく潰すことでリリース後のシャトルコックの復元を抑え、減速を抑える。
STABILIZED TORSION ANGLE
スイートスポット以外でのショットにより生じるねじりを軽減させるため、バドミントンラケットフレームに高弾性のデザインを採用しました。スイングの精度を大幅に向上させます。
Concept – Ryoga
スイングパターンを検証して開発されたシャフト設計
スイングパターンに応じるフレックスとトルクセッティングを精密に行うことで、インパクト時におけるシャフトの反発パフォーマンスを最大限に発揮させる。
Assault Dive System
「芯を喰らう」
感覚を生み出す。
フレーム外部は強度を高く、フレーム内部は柔軟に。
フレーム外部はインフェルノシリーズで実績のある高強度カーボンプリプレグであるPYROFIL™、フレーム内部には反発素材EVA(エチレン・ビニール・アセテート)を特殊成型技術でフル搭載。
打撃時の衝撃を吸収、押し返すことでシャトルのホールディング性能が向上し、より粘りのある打球を生み出す。
実測スペック表
実測スペックの公開となります。
メーカーの公称スペックを確認したい方はこちらから。
注意点測定時はアンダーラップ1周、グリップ、ガット (LI-NING NO.1 30ポンド)の状態で、なるべく普段使いの状態と同じ状態を再現しています。
図りや重さもなるべく小数点まで出していますが多少誤差が生じるのはご容赦ください。
重量 | 97.11g(4U) |
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全長 | 675mm |
ヘッドバランス | 80 |
シャフトしなり係数 | 93 |
面圧 | 59.5~58 |
フレーム厚(縦) | 6.66mm |
フレーム厚(横) | 10.09mm |
形状 | ソード |
グロメットタイプ | 通常(トップ連結) |
グロメットホール数 | 76 |
グロメットタイプ | 通常(トップ連結) |
グロメットホール数 | 76ホール |
面(横幅) ※張り上がり後 | 198mm |
面(縦幅) ※張り上がり後 | 253mm |
シャフトの長さ | 223mm |
グリップの長さ | 200mm |
シャフト径(ジョイント付近) | 9.78mm |
シャフト径(中央付近) | 6.80mm |
シャフト径(グリップキャップ付近) | 6.81mm |
フレームについて
フェイス面積は少し広めです。
フレーム自体は同シリーズの8.0と同じく硬めに感じました。
フレーム厚は若干薄目です。
8.0と違ってインパクトゾーンは広めに設計されているようです。
シャフトについて
シャフトは硬めですがかなり細く作られているので、しなりを意識していると感じました。
フレームが大きい分少しシャフトは短いので同シリーズ8.0と比べるとより鋭いしなりが期待出来そうです。
カラーリング
ブラックにグリーンとまた渋い感じで、Chris Langridge選手のサインも書かれています。
その他
木製グリップにポリエチレン素材をコーティングされていました。
実際に使ってみた!
実打レビュー
それでは実打レビューをしていきたいと思います。
パワー&トルク
フェイス面積が広く芯が広いので、スピード感のある局面でも全然対応は可能でした。
面自体もあんていしていてかなり安定したショットが打てます。
フレーム・シャフト自体は硬いので強打も可能。
この時点でスピードタッチとパワーショットの両立を感じるには十分でした。
打球感も柔らかくて打ちやすいです。
コントロール
面の安定性と芯の広さからミスショットを少なくプレー出来ました。
シャトルも飛ばしやすくコントロール面では申し分ありません。
振り抜き
ヘッドの重みを感じるというよりは、しっかり自分で振るイメージ。
しかしシャフトが細くフレーム厚も薄いので、振りにくいこともない。
操作性も問題なし。
ラケみる総評:GRAVITAS 9.0sxは前衛後衛ともに使いやすい万能ラケット
GRAVITAS 8.0sxはパワーヒッター向けというコンセプトがはっきりしていてなおかつ安価でコストパフォーマンスの高いラケットでしたが、GRAVITAS 9.0sxは定価も上がってどうかと思いきやここまでの完成度を見せられるとは。
GOSENの開発力の凄さを感じました。
細く硬いシャフトのレスポンスの鋭さ、フレームはしっかりとした打ちごたえとコントロール性の高さ、ヘッドの重すぎない操作性の良さ。
ダブルス前衛でのスピードタッチと後衛から押し切るパワーショットの両立を完璧に近い形で実現されていると思います。
ワイドフレームも今どきのラケットという感じで良いですね。
スピード感のあるゲームにも対応したまさに世界で戦うためのプロフェッショナルモデルだと思いました。
男性上級者にはぜひともオススメしたい1本です。