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フレームが他のラケットと少し違う??超重量級ラケット【ターボチャージング70C】

製品概要

SPEC

メーカー リーニン(LI-NING)
素材 カーボンファイバー
カラー ブルー
最大張力 29lbs
価格 ¥20,000+税
サイズ 3U

TURBO CHARGING 70CはLI-NINGのラケットのなかで比較的安価で使いやすいTURBO CHARGING(ターボチャージング)シリーズの1種です。

LI-NINGのラケットはまだまだ使用者が少ないと思いますので、公式スペック・実測スペック・ラケみるスタッフの実打からしっかりレビューしていきます。

是非とも最後までお付き合いくださいませ。

テクノロジー

DYNAMIC-OPTIMUM FRAME

DYNAMIC-OPTIMUM FRAMEはハイテクなバドミントンラケットフレーム技術でスイートスポットを拡大。優れた攻撃性と防御性を備え、高い反発性能を発揮します。

LI-NING独特のフレーム構造『風洞設計』、人気の秘訣でもあります。

STABILIZED TORSION ANGLE

スイートスポット以外でのショットにより生じるねじりを軽減させるため、バドミントンラケットフレームに高弾性のデザインを採用しました。スイングの精度を大幅に向上させます。

AEROTEC-BEAM SYSTEM

空気抵抗を抑える設計ながら、フレームの強度を保つテクノロジー。より素早い振り抜きとシャープな打球感が連続攻撃を最大限に生かします。

実測スペック表

実測スペックの公開となります。

メーカーの公称スペックを確認したい方はこちらから。

 

 

注意点測定時はアンダーラップ1周、グリップ、ガット (LI-NING NO.1 30ポンド)の状態で、なるべく普段使いの状態と同じ状態を再現しています。

図りや重さもなるべく小数点まで出していますが多少誤差が生じるのはご容赦ください。

重量100.55g(3U)
全長675mm
ヘッドバランス81
シャフトしなり係数42.5
面圧55~53.5
フレーム厚(縦)6.49mm
フレーム厚(横)10.77mm
形状ソード
グロメットタイプ通常(厚みがある)
グロメットホール数76
グロメットタイプ通常(厚みがある)
グロメットホール数76ホール
面(横幅)
※張り上がり後
198mm
面(縦幅)
※張り上がり後
255mm
シャフトの長さ223mm
グリップの長さ200mm
シャフト径(ジョイント付近)10.25mm
シャフト径(中央付近)7.10mm
シャフト径(グリップキャップ付近)7.09mm

フレームについて

特筆すべきは、あまり見ないその三角形をねじったようなフレーム形状です。

普通のエアロ形状と違い球持ちがシャトルにパワーを伝えやすいです。

振り抜きと打ちごたえを両立させたフレーム形状となっています。

シャフトについて

シャフトはやや硬めです。LI-NINGのラケットは柔らかいシャフトが多いので珍しいタイプです。

バランスもLI-NINGの中ではかなりヘッドが軽い部類で、そのことも相まって結構硬く感じると思います。

しなりは少ないので、面はかなり安定しそうです。

カラーリング

全体的に綺麗な青色がさわやかで所々の黄緑色が目を引く素敵なカラーリングです。

LI-NINGのラケットは発色が良くて本当に鮮やかです。

カラーガットとの相性も抜群で黄色やブルーのガットを張るのが個人的にはオススメです(笑)

その他

シャフトが他のラケットより比較してみました。

白いラケットはリーニン、エアロナット9000です。

 

実際に使ってみた!

実打レビュー

TURBO CHARGING 70Cは振り抜きが良くバランスもイーブンに近い、そしてシャフトも硬いので万人受けするタイプと予想しました。

例えるならYONEXのNANORAY900のようなラケットでしょうか。

それでは解説していきましょう。

パワー&トルク

シャフトが硬くヘッドが軽いため振りやすいが、ラケット自体の重量は重いためパワーが必要です。

しっかり振れる筋力があれば、強打も十分に可能です。

打球感はやや硬めです。

YONEXのVOLTRICシリーズに打球感だと思います。

 

コントロール

この点においてシリーズの他のラケットとは違う印象を受けます。

まずヘッドバランスが軽いこと、グリップが太いことで操作性は最高です。

シャフトが硬く面の安定性に優れているので狙った場所に打ちやすいです。

弾きもいいのでドライブ・プッシュなども打ちやすいです。

ラケット自体の重量が重いのがやはりネックで、振り遅れない程度のパワーは必要です。

 

振り抜き

振り抜きはかなり良いです。

ヘッドも軽く扱いやすいので、この点ではYONEXのNANORAYシリーズに近いと思います。

全体重量は重いですが、ヘッドが軽いので小回りは利きます。

 

ラケみる総評:ヘッドが軽いオールラウンドモデル

 

TURBO CHARGING 70CはLI-NINGの中では珍しくヘッドバランスがイーブンで、シャフトは硬めということで万人受けしやすいラケットです。

NANORAYシリーズのような振り抜きの良さ、VOLTRICシリーズのような打ちごたえ・打球感を見事に両立しています。

それはやはりこの独特なフレーム形状のおかげであります。

三角形をねじったようなその構造が空気抵抗の減少とパワーを生みます。

打っていて全体重量が重いことがやはり気になりましたが、ヘッドが軽い分小回りは利きました。

シャトルを飛ばしやすいのも重量あってこそだと思うので、扱うに当たっては振りまわすパワーは最低限必要だと感じましたね。

TURBO CHARGING(ターボチャージング)シリーズは全体的にオールラウンダーなラケットが多いですが、それぞれにちゃんと特徴があるのが面白いですね。

価格も比較的安価であり、コストパフォーマンスに優れていますので、学生にオススメしたいシリーズです。

今回紹介したTURBO CHARGING 70Cは重量は重めのヘッドは軽めなので、似ているNANORAY900のようなラケットが好きな方、テクニック・コントロールに自信のあるプレーヤーには是非オススメしたいラケットでした。