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容赦なくシャトルコックを叩き潰す! パワーヒッター向けラケット【グラビタス8.0】

製品概要

SPEC

メーカー ゴーセン(GOSEN)
素材(フレーム、シャフト) 三菱ケミカル製PYROFIL
サイズ 82-84G/4U
カラー BG(ブラックゴールド)
グリップ G5
推奨テンション 20-28LBS
推奨ストリング G-TONE 5/ G-TONE 9
価格 ¥20,000+税

GRAVITAS 8.0sxとは「インパクト後のシャトルコック挙動に着眼した新たな開発アプローチ。」をコンセプトにGOSENから発売されたラケットです。

芯で捉えた瞬間、シャトルを押しつぶす様子から「GRAVITAS / グラビタス(重力)」と名付けられました。

発売当初、比較的安価ながら男性のパワーヒッター向けに優秀なことから、コストパフォーマンスの高いラケットとして一気に注目を集めました。

それでは解説していきます。

テクノロジー

Impact Zone Design

フェザーリバウンド効果を高めるインパクトゾーン。

シャトルコックのコルク部とフェザー部の硬さは異なり、インパクトとリリースのタイミングも異なる。フェザー部を包み込むように柔らかく潰すことでリリース後のシャトルコックの復元を抑え、減速を抑える。

Concept – Ryoga

スイングパターンを検証して開発されたシャフト設計

スイングパターンに応じるフレックスとトルクセッティングを精密に行うことで、インパクト時におけるシャフトの反発パフォーマンスを最大限に発揮させる。

Assault Dive System

「芯を喰らう」

感覚を生み出す。

フレーム外部は強度を高く、フレーム内部は柔軟に。

フレーム外部はインフェルノシリーズで実績のある高強度カーボンプリプレグであるPYROFIL™、フレーム内部には反発素材EVA(エチレン・ビニール・アセテート)を特殊成型技術でフル搭載。

打撃時の衝撃を吸収、押し返すことでシャトルのホールディング性能が向上し、より粘りのある打球を生み出す。

実測スペック表

実測スペックの公開となります。

メーカーの公称スペックを確認したい方はこちらから。

 

 

注意点測定時はアンダーラップ1周、グリップ、ガット (LI-NING NO.1 30ポンド)の状態で、なるべく普段使いの状態と同じ状態を再現しています。

図りや重さもなるべく小数点まで出していますが多少誤差が生じるのはご容赦ください。

重量93.93g(4U)
全長675mm
ヘッドバランス77
シャフトしなり係数95.5
面圧59.5~61
フレーム厚(縦)6.67mm
フレーム厚(横)11.61mm
形状ボックス
グロメットタイプ通常
グロメットホール数76
グロメットタイプ通常(トップ連結)
グロメットホール数76ホール
面(横幅)
※張り上がり後
192mm
面(縦幅)
※張り上がり後
248mm
シャフトの長さ230mm
グリップの長さ200mm
シャフト径(ジョイント付近)11.26mm
シャフト径(中央付近)6.84mm
シャフト径(グリップキャップ付近)6.79mm

フレームについて

ボックス気味の形状でスイングパワーが試されるモデル。

フレーム厚も薄くないので、振り抜き安いかはバランス次第か。

フレーム自体は硬そうな印象を受けました。

シャフトについて

少し硬めの設定だがかなり細く、しなりを意識しているまさにパワーヒッター向けのシャフト。

カラーリング

ブラックにゴールドと男性が好みそうな渋いカラーリング。

 

 

実際に使ってみた!

実打レビュー

私個人的にもパワーヒッターであることもあり、かなり良いラケットという感想でした。

それでは詳しく実打レビューしていきます。

 

パワー&トルク

インパクトゾーンが少し上に設定されていることはすぐにわかりました。

それによって、スイングパワー(遠心力)がよりシャフトに伝わることを感じました。

まさに「シャトルを潰している」ような感覚でした。

ボックス形状の打ちごたえがたまらなく気持ちよくて、パワーヒッターに間違いなくオススメできるラケットです。

 

コントロール

フレームの重さでコントロールするイメージ。

やはりパワーのある人でないと扱うのは難しいか。

ヘッドが重いので、操作性もイマイチ。

 

振り抜き

ヘッドの重さがあるので、大きなスイングはしやすい。

ただ逆に操作性には少し難点か。

ラケみる総評:パワーヒッター向けのコストパフォーマンスに優れたラケット

 

 

注目すべきは、この安価でコンセプトがしっかりしているということです。

まさにパワーヒッター向けのスペックで、価格以上の性能を発揮するラケット、複数本揃えるにはピッタリではないでしょうか。

男子学生には非常にオススメです。

確かにコンセプトがはっきりしすぎていて、操作性にはやや難がありますが、私個人的にはこういうラケットを購入する方が良いと考えています。

自分の得意なプレーにあったラケットというのは選択肢のひとつとしてとても重要な気がします。